会社のパソコンを私物化してはいけない理由3つ

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ちょっと前から書こうと思ってたんですが、こんなツイートを発見しまして。


コンプライアンス違反はいろいろあるんですが、その中で「会社のPCでSNS(!?)」に関しては特にやってはならないことです。
それ以外にも、会社のPCで個人的なタスクを行うことは激しくお勧めしません。これらを実行する場合は、必ず休憩時間中に自分の端末および回線を使用して行ってください。

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会社のパソコンは会社のもの

大半の会社で支給されると思われるパソコンは、所有権が会社にあります。いわば会社からの借りものです。
借りものなので自分のものではありません。私物とは異なるということを十分に理解する必要があります。

以下、なぜ会社のパソコンを私物化してはいけないか理由を説明します。

1. 会社のパソコンやネットワークは常時監視されている

コンプライアンス上の理由であったり、業務に専念しているかを確認したりするために常に記録を取得されていると思うべきです。
実際にどれだけの締め付けがあるかは会社により異なりますが、場合によってはパソコンの操作を再現することができる場合もあります。
つまり、会社のパソコンでアカウントにログインすると、そのアカウントが会社に対し筒抜けになる可能性があります。SNSであればめでたく会社に垢バレすることになります。

常に監視されていなくても、疑いがあれば調査される可能性があり、これらは就業規則等に規定されていることが大半なためプライバシーの侵害を申し立てることができません。
結果として、法的に不利な結果を招く場合があります。

2. 業務上の機密情報を誤って流出させてしまう可能性がある

誤送信やマルウェアへの感染によって、当該コンピューター上のデータを流出させてしまうことがあります。
一度流出した情報の回収は困難です。また、思いもよらない情報が機密情報であることがあります
場合によっては、懲戒処分を受けたり、損害賠償請求を受けたりすることがあります。

3. 会社が倒産した場合、データを回収できない

このご時世、会社は倒産します。倒産の前兆はあるかもしれませんが、朝来たら突然オフィスに入れなくなっているケースもあります。
そのような場合、会社の資産は当然のことながら差し押さえられることになります。会社のパソコンは会社の資産ですので、これらに関しても差し押さえられてしまいます。
個人的なデータを会社のパソコンに保存している場合、倒産に伴って取り出せなくなる恐れがあります。

なお、会社に私物を置きっぱなしにしている場合、倒産時に一緒くたに差し押さえられてしまう場合があります。
私物であれば破産管財人に申し立てることで取り戻すことができる場合がありますが、確実とは限らないので会社に私物を大量に置いておくことを私は推奨していません。

なお、当然のことではありますが、会社が倒産しても従業員の資産が差し押さえられることはありません(むしろ未払い賃金を支払ってほしい立場だと思います)。
私物の端末で作業していれば、これらのデータを失うことはありません。ただし、その私物の端末に関しては面倒でも毎回お持ち帰りください
オフィスに置きっぱなしにしていると、会社が倒産した場合に誤って差し押さえられてしまう場合があります。

なお、業務上作成したデータに関しては大抵「職務著作」となるため、これらのデータに関してはたとえ倒産時でも持ち出すことはできません。
職務著作として作成したデータについては諦めてください。この方法で保護できるのは、業務以外で作成した個人のデータのみです。

会社のパソコンを既に私物化してしまっている場合

もしかすると既に私物化してしまった人がいるかもしれません。その場合に関してですが、会社側に記録されたログに関しては諦めてください。
コンプライアンス上の理由により記録されているため、削除を申し立てることは困難ですし、かえって怪しまれるリスクが高まります。

既に会社のパソコンで個人的なアカウントにログインしている場合は、すべてログアウトしてください。
また、会社のパソコンに保存している個人的なデータはすべて回収するか削除してください。

完全に元に戻すことはできませんが、少なくともそれ以上の私物化を防ぐことはできます。

いかがでしたか?

会社のパソコンが監視されているのは半ば常識ではありますが、倒産に伴ってデータの制御が利かなくなるリスクもあります。
SNSのアカウントが会社に筒抜けになったり、自身の管理するデータが会社にこっそり閲覧されている場合もあります。これらに関してはプライバシーを主張することは労働契約上困難です。

このような危険を回避するには、会社のパソコンでは個人的なデータには一切アクセスするべきではありません
また、個人のアカウントにログインするべきでもありません。ログインが可能なサイトでも、会社のパソコンではログインしないことをお勧めします。
ログインする必要がある場合は会社のパソコンを使ってはいけません。自分で用意した端末(スマホやタブレットおよびPC)を用意して、回線も自分で用意して行うようにしてください。
当然ですが、会社のネットワークへの接続も行うべきではありません。Wi-Fiが利用可能だとしても、上述の理由によりトラフィック情報は収集されている可能性があります。通信量を消費するとしても、3G/LTE回線を利用するようにしてください。

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