ここではマイニングの収益とかそういうのは差し引いて考えます。
仮想通貨のマイニングに関しては電気代がどうしても原価としてかかってしまいます。その原価を少しでも抑えるために考えた方策。
窃盗罪となりますので絶対にこれらの行為は行わないでください。
人の電気を合法的に使える場所
普通は他人のコンセントを勝手に使うと犯罪です。もちろん警察に捕まります。
ですが、そういったことが合法にできる場所があります。喫茶店やコワーキングスペースです。これらの店舗ではコンセントが使用できることをサービスの1つとしているため、合法的に人の電気を使うことができます。
果たして元が取れるほどの電気は使えるのか
1食500円、滞在時間約2時間を東京の店舗で行った場合を仮定します。東京電力では、最も高い料金階層で1kWhあたり30.02円がかかります。
支払った金額以上に電気を使うには、1時間あたり250円の電気を使う必要があります。
これを基に計算すると、元を取るには平均8328Wの電気を使えばよいです……というわけにはいかず、普通はそんなに電気を使うことはできません。
仮にそのようなデバイスを持ち込めたとしても、店舗のブレーカーを落とす原因になります。何より80Aを超えるレベルの電力をそう簡単に使えません。
元を取ることはできないが、理論上店舗の利益を潰すことは可能
飲食店の利益率は概ね10%前後と言われています。したがって、1時間あたり25円の電気を使うとその客は店舗にとって損な客となります。
これは、平均833Wの電気を使えば十分可能な水準です。もちろん単体でそれだけの消費電力を使うノートパソコンはそうそうありませんが、複数台持ち込むことで達成したり、そうでなくても利益の数十パーセントを潰すには十分です。
マイニングのために行けば行くほど儲かる環境は作りづらい上、問題もある
仮想通貨のマイニングのためにPCを飲食店に持ち込み、儲かるようなスキームを作ることは困難です。
また、客単位で見た場合に利益の大半を吹き飛ばすことも可能なため、このようなことをする人が増えると最悪の場合飲食店が潰れる場合もあり得ます。
(店舗で暴れたりクレームをつけたりという形では表面化しないものの、スマホの充電の数倍~数十倍の電力を使うことができるため店舗側が注意しづらい迷惑行為となりがちです)
店舗の電気でマイニングをする場合、節度を持つこと、また必要以上の長居を避け定期的に飲食物を注文するべきです。